こんにちは!Jackです。
みなさんは台湾が好きですか?旅行に行ったことはありますか?
私は台湾に3回行きました。一回目は台北〜台東を3泊4日の社員旅行、二回目は6泊7日で台湾北部を「台北〜台中〜日月湖〜太魯閣(タロコ)〜花蓮〜台北」と周遊し、三回目は定番の台北&九份に3泊4日で行っています。次に行く時は南部に行ってみたいと思っています。
おそらく初めて台湾に行くと言う方であれば、台北に行った後、千と千尋の神隠しの舞台にもなった、幻想的な九份(Jiufen / きゅうふん)に行くという方がほとんで、2泊3日から最大4泊5日位の旅程ではないでしょうか?
2泊3日で行くのであれば、モデルコースは台北で故宮博物館、市林夜市、中正記念堂、台北101で東芝製エレベーターと夜景を堪能し、鼎泰豐(ディンタイホン)の小籠包を食べてマッサージをして、九份にも足を運んで千と千尋の神隠しの世界を体験する。このようなバタバタの日程で行く人も多いかと思います。
そこで気になるのは、九份観光の所要時間、九份への行き方、そして日帰りでも十分か、泊まるメリットは?という疑問に答えます。
1. 九份は日帰りで十分か、それとも一泊するべきか?
九份には約9割の人が日帰りで行きます。九份だけに九割って?私の感覚値なので適当ですが、宿泊場所も多くなく、昼の人ごみが夜はなくなるのでそれほど間違っていないと思います…
九份では夜8時頃になるとお店はほとんど閉まり閑散とします。九份のメインのエリアから斜面の上の方には民宿が多く宿泊する人はそちらへ行き、大半の人はバスなどに乗って台北や他の場所に戻ります。
夜の景色を見ようと日帰りで行く場合は遅くとも夜6時までには到着していないとお店が全然やっていない!という事態になりかねませんのでお気を付けて。
2. 九份への交通手段 (バス、ツアー、レンタカー)
1 ツアー
安いツアーであれば3800円/人くらいで日本語ガイド付というのもあり、バスのルートや支払いなどいろいろ考えなくて良いので簡単です。実際九份に行くとツアーバスが次から次へと着ています。
日本から台湾へのツアーで九份をオプションなどで選択しなくても、台北発のツアーはたくさんあるので、Google先生に「台北発 九份ツアー」と検索して探してみましょう。
いくらでも見つかるはずです。私は32カ国に旅行しましたがツアーで旅行したことは一度もありませんが、現地発の日帰りツアーはたくさん参加した事があります。
航空券やホテルを自前で手配し、要所要所でツアーを使うというのは旅慣れた人ならみんなやっているでしょう。
しかしツアーだと集合時間を気にしての観光となり、個人で旅行したい!という方もいらっしゃるでしょう。
私は九份で有名なお茶屋さんに一人で2時間近くゆっくり楽しんでいたのですが、隣に来た15人位の日本人ツアー御一行様は20分位でささっとお茶を飲んで帰っていかれました。なんともったいない…
また九份全体をくまなく歩こうと思ったら時間がかかるのですがツアーだと同じところを1往復して終わりかと思います。
下の写真にある模型は九份を表しています。公車站と書かれている場所が多くの人が観光を始める地点で、いくつかのレイヤーが存在しているので一つのレイヤーを一往復だけだと少し物足りないかと思います。
真ん中にある階段は急勾配なのですが、ここを歩かないと九份に来た意味がありません。この階段の様々な地点からみなさん写真を撮っています。

2 バス
バスで台北から九份に行くのは2つのルートがあります。一番のおすすめはズバリ、965番のバスです。
理由は4つあります。1.早い(途中停車駅が少ない) 2. バスが快適(Wifi, 冷房, 電源付き)、3.停留所のQRコードを読み込みバスの現在地が分かる為待つ時のストレスが少ない 4. 台北のメジャーな場所に停車する。

こちら平成31年4月時点での情報です。最新情報はリンクのwww.tpebus.com.twから確認しましょう。北門駅は桃園空港に繋がるメトロの乗換駅となっています。
また、台北の渋谷的存在である西門駅からも出ています。私は西門駅から乗りました。終点で降りると黄金博物館です。メインの入り口に行くなら九份老街で降りましょう。あるいは、九份派出所で降りて、派出所横にある階段が模型の中心にある階段ですので、ここから登ってもOKです。
もう一つの選択肢は、1062のバスです。
こちらはバスが古く、また途中の停車駅が多く時間もかかるのですが、「忠孝復興駅」に停車するのでホテルがこの辺りという人には便利でしょう。泊まっているホテルが台北駅、西門、北門などの台北の西側ではなく、台北101などのある東側のエリアの場合はこちらの方が便利でしょう。

3 レンタカー
台湾でレンタカーを運転する時の注意点などは↓こちらの記事をご覧ください
レンタカーで行かれる場合、気になるのは九份の駐車場です。
平日ですと安くて100元/次、高い時だと200元/次くらいです。(次というのは一回あたりの意味)
しかし九份老街のあたりは大きな駐車場がなく、個人でやっているところが中心で、日によっては1時間150-200元というバカ高い料金がかかります。また、片側1車線の細い山道で誘導してもらいながら小さいスペースに停めないといけないので大変です。
「台陽停車場」という九份派出所近くにある駐車場が一番のおすすめです。平日は1回100元、休日は1回300元、大型車は1回400元という値段設定でリーズナブルです。派出所横の細い階段から上っていきましょう。九份老街の出入り口まで歩くと15分-20分くらいの距離です。
しかし、こちらの駐車場も満車のことがあるため、思いきって九份まで一番近いメトロ駅である、瑞芳駅(瑞芳火車站)の近くに車を停めた上で九份までタクシー(計程車)ないし1062のバスで行くという選択肢もあります。
タクシーの場合、瑞芳駅から九份まで片道205元、黄金博物館まで片道270元です。瑞芳駅の周辺は20元/時くらいが駐車場の相場です。
日帰り / 宿泊時のそれぞれの楽しみ方
日帰りの楽しみ方
1日で朝から行く場合は、九份よりもちょっと先にある黄金博物館と九份老街の2ヶ所になると思います。
965番のバスの最終目的地がで金瓜石(黄金博物館)というところで、ここでは日本統治時代の金の採掘の様子を学べる博物館と、黄金神社を見て回る事が出来ます。現地で1-2時間+往復で1時間と合計3時間ちかくかかるので時間がない人はスルーでも大丈夫です。朝台北を出発して夜台北に戻る場合は行ってみても良いと思います。
九份は臭豆腐やタロ芋のデザートなどがおいしかったのですが、とにかくごちゃごちゃした雰囲気を楽しんで写真を撮るのがメインでしょう。山の中腹にあるので景色が綺麗です。
また、お茶屋さんに行くのは欠かせません。「阿妹茶樓」は千と千尋の物語の舞台にもなったお茶屋さんですのでぜひ行ってみましょう。中国式のお茶は自分でお湯をいれて楽しむのですが、プロセスが結構大変です。阿妹茶樓ではスタッフの人が日本語で説明してくれて助かりました。日本人がとても多いので他のお茶屋さんでも大体日本語で説明してくれるとは思います。
もし時間があれば瑞芳駅までバス/タクシーで行き、そこから電車に乗って「十分」駅に行きランタンをあげるというのも選択肢の一つです。線路内にはいってランタンをあげられるという特殊な体験が出来ます。
宿泊する場合
宿泊するメリットは3つあります。
1. 朝と夜の人が少ない九份を楽しめる。2. 山登りなど、1日ではできないアクティビティができる。3. バスの混雑を避ける事が出来る
朝は10時くらいでもそれなりに人はいますが、かなり多くなってきたなと感じるのは11時頃からです。金曜日朝10時の阿妹茶樓に入った所、お客さんが4人しかおらず、贅沢な景色をほぼ独り占めできました。
写真のように、端っこの席に座る事が出来ました。とても景色がよくて気分がいいです。

また、一番のメリットは夜にあります。九份では夜8時ごろにはほとんどのお店が閉まります。しかし一部の茶屋とバーは開いているので、昼間はひとでごった返すところを夜探索してみたり、人の少ない九份のバーでゆっくり過ごす事が出来ますよ。
2. 実はこの九份、山の中腹にあり、登山道を通って頂上まで登る事が出来ます。
セブンイレブンが目印の、九份老街の入り口から300-400m程歩くと登山道の入り口があります。45分くらいで山の頂上まで登れるらしいです。天気が良ければぜひ挑戦してみて下さい。


3.また、九份に午後到着、翌日昼過ぎの1-2時まで滞在という日程にすると、台北に戻るときにバスの混雑する時間帯を避ける事が出来ます。日帰りだと台北に向かう夜6-8時台のバスはとても混雑します。一泊すれば空いているバスで快適に移動できます。
4. おすすめのゲストハウス
最後におすすめの宿として、「九份故事樓民宿 (My Story Inn Jiufen)」を紹介します。
ドミトリーのみのゲストハウスなので、一人旅や友人との旅行に最適です。九份派出所の隣に位置し、ロケーションは抜群、なによりオーナーのジェニーさんの人柄が最高です。以前はカナダのバンクーバーに住んでいたらしく英語が堪能です。
一人で泊まってもいろいろ話しかけてくれて、全く寂しくありません。2泊したのですが、すっかり私のお母さんのような感じでしたw
九份のメインのエリアよりも上の方に行くと民宿もたくさんあり、ゲストハウスじゃいやーよという方は、場所が分かりづらいところにあるのですが、たまたま見つけた日本人経営の「九份小町民宿」というところの評判がよいみたいです。景色は抜群で部屋もしっかりしています。
日本から気軽に行くことのできる九份、ぜひ楽しんでくださいね!
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