こんにちはJackです。
先日上海に出張に行ってきました。中国には何度も行っており、今年2019年は5月に大連、去年2018年は深圳、長春、瀋陽と3回行ってるので現地の決済事情はそこそこキャッチアップしているつもりです。中国が他の国と比べて面倒なのがお金の支払いです。アメリカやドイツなどにも出張で行きますがどこもクレジットカードが使えます。しかし中国はそうも行きません。
QRコードを使ったモバイル決済(=キャッシュレス決済)が増えているというのは日本でも大きくニュースで取り上げられているので知っている人もいるのではないでしょうか?
今でも中国のホテルや空港ではJCB, VISA, Mastercardなどの国際ブランドが使えます。2015年ごろまではそういった国際ブランドのクレジットカードよりも、「銀聯カード(UnionPay)」の方が使えるところが多くて、日本で発行した銀聯カードを使っていたのですが、今ではすっかり使えるところが少なくなってしまいました。
中国は経済発展のスピードが早く街では新しいお店が多いです。そういった新規開店のお店はQR決済か現金しか受け付けていないですし、カード読み取り機があっても店員が使い方が分からないということもありました。また、現金を使ってもタクシーではおつりがないということもよくあるので、外国人がQR決済を使えないのはとても不便です。
また、中国では現金の信用度が低く、私は現地のATMでキャッシングして入手した中国元が偽札だったことがあります。これは5年前ぐらいの話ですが、ATMで入手した紙幣のすかしの場所がずれており、レストランで受け取り拒否されました。
アリペイ(AliPay)とはなにか?
日本ではQRコード決済サービスといえばオリガミペイ、Paypay、LINE Pay、メルカリペイ、ファミマペイ、(いまは亡きセブンペイ)、など覚えきれないくらいあります。しかし2019年現在中国のキャッシュレスペイメントはWeChat Pay (微信/ウェイシン/Weixin)とAliPay (支付宝/ジーフーバオ/ZhiHuBao)の2種類です。WeChatは中国版のLINEといえるチャットサービスで、WeChat Payは日本のLINE Payのようなものです。アリペイは純粋に決済サービスや関連する金融サービスに特化をしており、アリババグループ子会社のアントファイナンシャルという会社が運営をしています。意外にも歴史が長く、2004年に中国最大のオンラインショッピングサイト、タオバオが始まる際にオンライン決済の手段としてサービスを開始しました。その後QR決済を開始して2015年に紅包(中国のお年玉)を携帯で贈れるサービスの実装で大ブームして中国全土にまたたくまに普及しました。
AliPay(支付宝ジーフーバオ)とWechatPay(微信ウェイシン)の二つで中国国内あらゆる決済が可能ということを覚えておきましょう!
外国人でもアリペイが使えるサービス(Tour Pass)が公式に開始!
さて、中国ではアリペイかウィチャットペイが使えればあらゆるところで決済ができるのですが、今までは外国人は使えないという問題がありました。
しかし、2019/11/5から、アリペイ内の”Tour Pass”というサービスで日本人を含む外国人でもアリペイの決済が使えるようになりました。
公式のプレスリリースはアリババ株式会社のこちらのリンクを確認するのがよいでしょう。Tour Passの登録の仕方も書いています。私はこちらの公式の記事を参考にして問題なく登録できました。
https://www.alibaba.co.jp/news/2019/11/post-17.html
アリペイ(Tourpass)の使い方は?
まずアリペイで支払いをしたいと会計の時に伝えないといけません。”AliPay”でも通じますが、中国語で「ジーフーバオ!」と言った方がスムーズです。
アリペイはQRコードを見せるか、QRコードをスキャンするかのどちらかです。
QRコードをスキャンする場合はたいていの場合お店のお会計する場所にQRコードが貼ってあるので、それをスキャンして支払額を入力します。
とりあえず自分のQRコードを見せてみて、スキャンする場合はダメダメ!というニュアンスのことを言ってくるので、スキャンに切り替えれば良いかと思います。
中国語は知っていなくてもなんとかなりますが、解説しておくと
QRコードを見せることを 「二维码(アーウェイマ / Er4wei2ma3」
QRコードをスキャンすることを「扫码(サオマ / sao3ma3」と言います。

実際に上海で使ってみた感想
2019年12月に上海に1週間出張した際に使ってみたのですが、それはそれはとても便利でした。空港-ホテルの移動は会社が用意したハイヤーのようなものを使い、料金は200元で現金を用意してくださいと会社の人から言われていたのですが、アリペイで問題なく払えました。アリペイは個人間送金ができて、今中国人は誰でも持っているので大丈夫でした。200元に加えて空港の駐車場代10元も払ってくれと言われたのですが、これは現金だったら細かいお金がなく困っていたと思いますがアリペイでスムーズに支払えました。
Tourpassを使う上での注意点
上海で使ってみて気付いた注意点が4つあります。
1つ目は、入金後3ヶ月経ったお金が戻ってくる時の為替レートが不明ということです。お金が戻ると言っていますがどの為替レートが適用されるのかどこにも書いていません。
(追記 2020/3/14: お金が戻ってきました。2019/12/4と2019/12/12に入金した分が、2020/3/5付けでクレジットカードに返金されていました。約3ヶ月かかりましたね。500元の入金で8,002円(レート16.004円/元)だったのが、返金時には7,577円(レート15.155円/元)でちょっと損をしました。円安になれば得をしますが、円高になると損をしますね。たくさん入金しないようにしましょう。)
2つ目は、入金のお金がクレジットカードの支払い履歴に反映されるまでやや時間がかかるということ(私の場合JCBカードに反映されるまで2週間ほどかかりました)出張精算の時に必要だったのでいつになったら反映されるのか不安でした。

たしかこの日ぐらいに反映されていたと思います。
3つ目は、Tourpassユーザー同士の個人間送金はできないということです。ユーザーインターフェースをみると、個人間送金できそうになっていますが、これは現地にいた同じくTour passを使っていた日本人同僚とやろうとしてできませんでした。中国人のアカウントだったらできるかもしれませんが、これは試していないので現時点では分かりません。

中国人とならできるかも?誰か試してみてください…
最後に、全ての場所で使えるわけではないということも書いておきます。例えば写真にあるようなQRコードで支払うことによってドアを開けて商品を受け取れる自動販売機ではWeChatPayだけ使えるものでした。

また、上海の地下鉄でも下の写真のような自動券売機ではAliPayを使うことができて片道切符を買うことができましたが、全ての券売機が対応している訳ではありませんでした。大きい駅ではこのようなタイプの販売機まで100mぐらい歩くというようなこともありました。

まとめ
5月に大連に行ったときはカードが全然使えず現金を用意するのが面倒でしたが、アリペイでなんでも払えた今回は本当に便利でした。これは不可逆的な進化で、次に中国に行くときもかならずアリペイのTourpassを使おうと思います。
さて、中国でスマホを使うのであれば、モバイルWifiかSIMカードを使う必要がありますね。万人におすすめできるのはモバイルWi-Fiです。中国プランを選ぶと、現地で制限されているLINEやグーグル関連サービス、Facebookなどが利用できるからです。これをしないとめちゃ困ります。VPNというサービスを使う必要もありますが、ややこしい設定をせずとも借りたWi-Fiにつなげば日本と同じネット環境がスマホやラップトップで手に入るので一番ラクです。
自分のスマホがSIMフリーという人であればアマゾンで香港のSIMカードを事前購入するのがおすすめです。香港のSIMカードを中国本土で使うとあら不思議、検閲されているはずのLINEやYouTubeが使えますよ。
また、最近のスマホ、例えばアップルならiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone11, iPhone 11Pro, iPhone 11Pro MAX等はeSIMカードというサービスも提供していますね。こちらについては↓の記事をまとめています。
<2025/5/4更新>
AliPayのTourpassは廃止しているため、記事を一新します。↓にリンクを2025年5月中に追加予定でお待ちください!
コメントを残す