こんにちはJackです。
中国に過去7年で20回以上渡航している私が、中国でLINE, YouTube, Netflix, インスタなどを使う方法を解説します。
私が実際にさまざまな方法で中国のインターネット規制の抜け道を試した中で使いやすかった方法を紹介します。
中国では共産党によって多くのインターネットサービスが検閲、規制されており、LINE, YouTube, インスタ、Facebook、グーグルサービス全般、ネットフリックスなどにアクセスすることができません。日本人が中国でインターネットを使おうとすると、8-9割のサイトは利用できないという感想を持つと思います。だからといって中国の代替サービスを使おうと思っても中国語が分からないと使えないです。かといってインターネットを使わない前時代的な生活をするのはあまり現実的ではないですよね。
ですので旅行や出張で中国に行く場合はインターネットの検閲をかいくぐる方策をとらないといけません。主に3つの方法があります。1. 香港SIMカードを使う、2. VPNを使う 3. モバイルWi-Fiをレンタルする
まずは以下のチャートを確認して自分の取るべき方策を選んでください。SIMロック?VPN?なんだかよく分からないし、そんなことを調べるのに時間をかけたくない!という人におおすすめなのは、データ無制限のモバイルWi-Fiを中国プラン(中国プラン、VPN付きプランとも表現される)で借りることです。一般的に中国ではネット規制対応プランはやや割高です。とはいっても1日1000円しない位で借りられるので2泊3日程度であればこれが一番おすすめで、この後の記事を読む必要は…正直必要ありません。

SIMカードやVPNの方法について詳しく知りたい方は、この後も2-3分ほどお付き合いください。3つの方法について詳しく解説をしていきます。
1. 香港SIMカードを利用
全ての携帯電話にはSIMカードが内蔵されており、そのSIMカードを取り換えることで他社(たとえば旅行先の国の通信事業者)のネットワークを使えるようになります。
携帯端末を買った後、通信事業者と契約してその会社のSIMカードを買うというのが大多数の国の仕組みですが、日本ではドコモ、ソフトバンク、auの3社が独占して携帯電話のSIMカードを変更できないようにしてきました(通称SIMロック)。ソフトバンクで買ったiPhoneにDoCoMoのSIMカードを挿しても使えませんが、日本以外の多くの国ではそういったことが可能です。
今は総務省がそういった状況を変えるために、全てのキャリアにSIMロックを解除するように要請しており、大手3社からSIMロック解除方法がアナウンスされています。
https://www.softbank.jp/support/faq/view/25919 ソフトバンク
https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/ DoCoMo
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/ au
格安SIMカードを提供する会社はMVNO事業者と呼ばれて、IIJみおふぉん、LINE、Yモバイル、楽天モバイルなどがSIMカードを提供しています。
アップルストアで一括で買うiPhoneははじめからSIMロックがかかっていないのでIIJ、楽天モバイルなどのSIMカードを自分で契約することができますし、海外旅行の時に現地の通信会社のSIMカードを使うことができます。
したがって、中国でSIMカードを使う場合はSIMロックがかかっていない端末を使うことが大前提となります。
ここで大事なのは香港のSIMカードを使うということです。
中国国内で、空港到着後にチャイナユニコムなどのSIMカードを使うとネット規制の影響をもろに受けてしまいます。しかし香港のSIMカードを使いローミングをすると、中国のネット規制を受けずにLINE, Twitterなどが使えるようになります。SIMカードを買うには、アマゾンで「香港 SIM」と検索して見てください。
香港だけでなく中国大陸でも使えるSIMカードがたくさん出てくると思います。この中から自分の旅行日数と使用データ量に合うものを選べばOKです。SIMカードのサイズは標準SIM、micro SIM、nano SIMと3種類あるのですが、iPhone5以降はnano SIMで、多くのSIMは3サイズ全てに対応しているのであまり問題にはなりません。気になる方は以下のサイトからiPhone、iPadのSIMサイズを確認ください。
https://support.apple.com/ja-jp/HT202645
実際に現地で使おうとしたら使えない!ということもあるかもしれませんが、99%の場合 1.データローミングを「オン」にする、2. 格安SIMなどで使っているプロファイルを削除する(iPhoneの場合、「設定」→「一般」→「プロファイル」)、3. 再起動する の3つの対処法で使えるようになります。
なお、このブログを今読んでいて明日の早朝出国だからアマゾンで買うなんて不可能!という方でもiPhoneXS, XR, 11, 11Pro、Google Pixel4などの新しいスマホをお持ちの方は「eSIM」を使うという手があります。eSIMについてはこちらの記事にまとめてあります。
SIMカードを使えばモバイルWi-Fiが使わなくても良いので、荷物が少なくなり、充電残量を管理する端末が減るので楽です。旅行先でスマホしか使わないのであればSIMカードを使うというので良いでしょう。iPhoneをはじめほとんどのスマホに標準機能としてついている「インターネット共有」機能を使えば、あなたのスマホ自体をモバイルWi-Fiとしてラップトップや友人のスマホでインターネットが使えるようにできます。電池の減りが早くなることだけが要注意ですが。iPhoneの場合はの公式サイトの説明を確認してください。
2. VPNを登録
VPNを登録する方法というのは、、中国でインターネットに接続する際、中国以外の国のサーバー(= Virtual Private Network, VPN)を経由することで中国のインターネット検閲をすり抜けるという方法です。端末がSIMカード、モバイルWi-Fi、カフェやホテルの公衆Wi-Fiに繋げた上で、スマホ、タブレット、パソコン上でVPN登録をすれば中国のネット検閲をすり抜けられるという仕組みです。
注意したいのは、VPNだけの登録だと中国でWi-Fi接続した上で、ネット検閲をすり抜ける手法なので、VPN付きモバイルWi-FiやSIMカードと違い、一手間かかるということが挙げられます。しかし、1000円/月程度と価格が安いため1週間以上の滞在だったらあった方が便利です。中国滞在中にNetflixなどをたくさんみるということだったらVPNはおすすめです。インターリンクという会社のセカイVPNあるいはマイIPというサービスだったらはじめの2ヶ月は無料で使用でき、その後無料の試用期間内に解約したら実質タダで使えてしまいます…

無料のVPNサービスもたくさんあるのですが、接続が途中で途切れてしまうなどかなり微妙でした。有料で接続がしっかりしていて、しかも2ヶ月の無料期間でタダで使えるのならこんなにお得なことはありません。端末ごとに設定が必要でやや面倒ではありますがおすすめです。マメな人であればよろこんでやるでしょう。一方、そんな面倒なことをちまちまやりたくないというのであればVPN設定のあるモバイルWi-Fiを借りるのが一番楽です。
3. モバイルWi-Fiを借りる
モバイルWi-Fiの良いところはなんといっても使い方が簡単ということです。モバイルWi-Fiを起動させて自分のスマホ、タブレット、ラップトップなどをWi-Fiにつなぐだけなので誰でも使えます。中国で使う場合はVPN付き、中国プラン、といった中国用のものを必ず選びましょう。
動画をたくさんみる人はたくさんのデータ容量が必要ですが、Wi-FiがあるところでVPNを使って動画を見るようにすればモバイルWi-Fiの安いプランでも十分なのでお金を節約することができます。
中国でLINE, YouTube, Netflixを使うまとめ
ここまで3つの方法を紹介しました。香港SIMカードを利用、VPNを登録、モバイルWi-Fiを借りる。中国のインターネット検閲を使うのは難しいことではありません。
これらの方法を使いこなして中国で快適なインターネット生活をお楽しみください!
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