こんにちはJackです。私はかつて東南アジアの国で月収数万円で暮らす貧乏生活をしていたこともあり、お金のことはいろいろ本を読んで勉強をしています。
しかし、大富豪の本を読んでもいまいち再現性がありませんし浮世離れしているように感じます。ただ基本的な考え方は理解しています。冒険投資家として有名なジムロジャース氏は、お金をいくら稼ぐかではなくお金をいくら持っているかが大事と言っています。労働収入年1000万円で資産ゼロのAさんより、労働収入0円で資産2億円のBさんの方が圧倒的強者です。Bさんは2億円の資産を年利5%で運用し年1000万円の不労所得を手に入れることができるからで、Aさんは(おそらく)ストレスの多い仕事で1000万円を必死に稼ぐ必要があります。でも2億円なんて資産宝くじでも当たらない限り手に入らないように思えます。ホリエモンのように起業すればよいのでしょうか?会社員には全く関係のない話にみえます。普通の勤め人が貯金を頑張って大富豪になったという話が実在したら信じますか?
私が最近読んだ本でそのような実話を取り扱っており大変勉強になりましたので、貯金をどのくらいしたらよいのか、この記事で私の解釈を踏まえて内容をシェアしたいと思います。
1. 企業家でも資産家でもない一般人が貯金で資産を作るには?
起業家でもなく、かといって資産家でもない我々一般人にとってそのような話は一見すると無関係のように思えます。いくら貯金しなくてはいけないかということについては人それぞれで統一的見解が存在せず、証券会社や銀行など様々なステークホルダーが様々な意見を言っており正解がありません。
老後必要な2000万円でしょうか?そもそも年金制度は30-50年後にも存続しているのでしょうか? 70歳、75歳まで労働を続けなくてはいけないのでしょうか?
ずばりこの疑問に対して明確な回答を出した偉人が過去日本にいました。名は本多静六、給与の4分の1を天引き貯金し、賞与や給与以外の収入を全て貯金するべきと彼は説いています。貯金から生まれる金利(日本ではほぼ期待できないため運用益)も収入とし、そのうちの4分の1を貯金にまわします。例えば200万円の貯金を作ることができれば、5%で運用して毎月8333円の不労所得があります。その4分の1の2083円を再投資して6250円を毎月の収入とするということです。4年ほど貯金を頑張り600万円の貯金をつくることができれば、毎月2万円近い不労所得が毎月の給与に加わるので、はじめはきつかった4分の1貯金も段々楽になってきます。
この方法をすすめるのは、本多静六自身がこの方法で億万長者になった実例があるからです。彼ははもともと貧しい農家の出身で資産家ではないし、かといって起業家でもありません。1866年(慶應2年)に生まれた彼はドイツに留学して帰国した25歳に大学教授の職を得ます。このときに人生計画を立てて「月給4分の1天引き貯金」という自分で作ったルールを実践しました。ある程度のまとまったお金は雪だるま式に増えていきます。彼は日本鉄道株を買いそれを2.5倍の価格で政府が買い上げました。その後ドイツ留学時代の博士の教えに従い、秩父の山奥の山林を買収。日露戦争の好景気で70倍まで価値が高騰し一部を売却。他にも先物株で2割上昇したらリカク、株が2倍に値上がりしたら半分売るなどの投資手法で、15年経った40歳では利子と株式配当の額が給与を超えました。(経済的自由の確立) 60歳では莫大な財産、土地、邸宅6戸を持つ大富豪になっています。戦争で老後資金としてとっておいた海外の財産が全て没収されるという予想外の事態もあったようですが、伊東の温泉地にて悠々自適に老後を過ごし当時としては異例の86歳まで生きています。
2. そもそも給料が少ないから貯金をしても無意味?
毎月の手取り給与が16万円だった場合、4分の1は4万円です。一方毎月の手取り給与が30万円だった場合は4分の1が7.5万円で大きく違います。10年間の貯金で480万円に対して900万円の差があります。
この方法を実践する場合毎月の収入が高い方が有利なのは間違いありません。本多静六も江戸時代生まれながらドイツに私費留学という自己投資をして現在の東大農学部の教授という当時の勤め人の中ではトップに近い給与をもらっていたことでしょう。もちろん自己投資も大事であり、20代であればそちらに力を入れたほうが20歳で手取り月収16万円の職に就くよりも25歳で手取り月収35万円の職に就いたほうがベターのように思います。特に工場勤務等の肉体労働系だと、大卒の総合職に比べて昇級が著しく限られ生涯賃金も低いです。
しかし留学のような自己投資をするのでなければ4分の1の給与を貰わなかったものとして天引き貯金していかないといつになっても貯金ができません。月の手取り給与が16万円なら12万円で生活し賞与も全て貯金しましょう。給料は転職をする、スキルを身に付けるといったことで上げていくことができます。本多静六は「人生即努力」が持論であり、貯金をしたかったら生活が厳しくても努力をするしかありません。勤め人が努力をすることによって資本主義ゲームを制覇することができることを彼自身が証明しています。
また、本多静六の給与はたしかに高かったですが大学教授として職を得たことが親戚中に知れ渡り8人もの人を扶養することになったため彼自身決して贅沢はしませんでした。4分の1の給与はなかったものとして妻に渡さず、自分の嗜好品で無駄遣いもしませんでした。
彼の主張は普通に勤め人として働き倹約しろと言っているだけであり、この程度のことができないのであれば、一生貧困にあえぐでしょう。
3. 超低金利の時代でそもそも運用なんてできない?
600万円の貯金があれば毎月25,000円の不労所得が手に入り、4分の1を貯金して18,750円が毎月の自身の収入になると説明しましたが、どうしたらそんなことが可能なのか?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
昭和終わり~平成頭では日本も定期預金の金利が5~8%の時代がありましたが、今は銀行にお金を預けてもせいぜい0.01%程度の金利しかありません。しかも雀の涙の利子から税金が取られます。
銀行ではなく証券口座を使えば解決します。普通預金ないし定期預金に貯金を入れるのではなく、楽天証券、SBI証券、GMOクリック証券などのインターネット証券を使い再分配型の投資信託で再分配された金額の4分の1を再投資すればOKです。
例として毎月10,000円の積み立て投資をして30円の分配金があったら次の購入設定を10,007円にしましょう。そうすれば4分の1貯金の理論を実践できます。
ただし、そういった方法がある一方で本職の給与が上がっていけば4分の1貯金の苦しみは徐々に和らいでいきますので、よほど苦しくない限りは分配金を全部再投資してしまった方がよいと思います。分配金を受け取ると「単利」ですが、分配金を全て再投資すれば「複利」になります。現実的な実践方法としてのお勧めは本職の給与を上げていき貯金分は複利で倍々になるよう設定することです。今の時代はWealthNaviやTHEOなどのAIの資産運用を利用することもでき大変便利になりましたし、インターネット証券でしたらかなり安い手数料ですので、資産運用は昔よりもやりやすくなっています。
仮に7万円を毎月積み立てて5%で30年間運用(ここから税金、信託手数料1%を引き実質3.106%)の場合、単利だと入金額2520万円に対して約1200万円の増加ですが、複利だと約1670万円増加します。
インターネット証券でしたら私のおすすめはノーロード(売買手数料ゼロ)のもので、S&P500のインデックスファンドです。
4. まとまったお金を大きくすることはもうできない?
ある程度のまとまったお金があるとそこから一気に増やしていくことができるというのが本多先生の理論です。彼が購入した日本鉄道株という青森から東京までの鉄道会社の株はもう売っていないですし、山林を今から購入しても価値が上がるかは疑問です。このやり方は再現できないと思われるかと思います。しかし、現代に則したやり方があるはずで、例えば与沢翼が以前テレビに出ていたのですが、破産したあと贅沢品を全て売り払い3000万円の元手を作り、株式や不動産投資で5-6年かけて総資産を75億円にしています。
10万円の10倍は100万円ですが、1000万円の10倍は1億円です。100万円あっても大したことはできませんし、5%での運用でわずか4000円ちょっとしか手元に残りませんが、1億円あれば5%の運用で年収500万円で仕事をしなくても生活できるレベルになります。雪だるまの芯を作るのが全ての一歩です。
1000万円あれば東京でワンルームマンションを買うことができますし、500万円を頭金にしてワンルームマンションを2部屋買うこともできます。銀行からお金を借りることができるようになり、大きなレバレッジが効くのです。貯金したあとの資産運用はまた考えなくてはなりませんが、貯金するのがまず第一のステップで、まとまったお金があればそこから働かなくても良い未来をつくることが可能になります。
5. まとめ
この記事で書いてある方法というのは実にあたりまえのことです。勤め人として本業の仕事に精を出し、給与の4分の1と賞与を全て貯金をしてお金が貯まったらそれを投資する。しかし、大した話ではなかったとブラウザを閉じて何も行動をしなかったらそれまでです。
本多静六に学び4分の1ルールをやると決めて実行するかしないかはあなた次第。継続こそ力です。書籍のリンクを貼っておきますのでまずは原書を読むところからスタートです。
コメントを残す